当院からのお知らせ

イエテボリ法について

こんにちは 戸塚そらいろ歯科院長の丹羽です。

今回は歯科予防先進国のスウェーデンにあるイエテボリ大学で考案された歯磨きの方法について説明したいと思います。

普段、フッ素配合入りの歯磨剤を使っている方は多いと思いますが、適切に使っていますか。

せっかく、フッ素入りを使っていてもお水で全て流している可能性があります。かかりつけの歯医者でもフッ素を塗った後30分以上飲食を避けて下さいね、と言われたことはありませんか。お水で全て流してしまっては効果がなくなってしまいます。これはリステリン等の液体の洗口剤も同様です。では、方法について説明します。

1歯ブラシに2センチくらいフッ素入りの歯磨き粉をつける

2歯磨き粉が歯の全体に広がるように、くまなく磨く。

32分間、しっかり歯を磨きます

4終わったらお口の中は泡立っていますので、お口いっぱいならば少し吐き出しても大丈夫ですが、全部は出さないようにします。そのまま、10mlのお水を口に含んで約30秒すすいで吐き出します。

5その後、2時間程度は飲食を避けます。

ちなみに市販の歯磨き粉でも高濃度フッ素配合という表記のがあると思いますが、薬事法が改正され1450ppmまで使用できるようになりました。6歳以上のお子様も使用できます。このイエテボリ法を忠実に守る必要はないと思いますが、参考にはなると思います。要するに、せっかくフッ素配合の歯磨き粉を使っても適切に使用しないと効果が無くなってしまうということです。効果の持続時間や浸透時間が重要だということがわかると思います。

歯磨き粉の成分はたくさんあるので、その患者様に合った歯磨きを使った方が良いと思います。戸塚そらいろ歯科では歯磨き粉の相談にも乗っておりますので気軽にご相談ください。

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