くいしばりについて
こんにちは、7月になって、まだ梅雨明けもしてないのでジメジメした日々が続いていますね。
今回は食いしばりについて紹介したいと思います。
普段、皆さんが生活している中で、お口の中の歯の状態はどのようになっていますか。
日常生活では、あまり意識することはないと思います。
本来、お口を閉じたときに上下の歯の間には1〜2mmほどのわずかな隙間(安静時空隙)があります。
この状態であれば、歯や顎(あご)、筋肉に負担がかからず良い状態となります。
一方で、お口を閉じたとき、寝ているときなどに上下の歯が接しているという方は歯や顎に負担がかかってしまっているため注意が必要です。
顎の位置を意識して、上下の歯が接触している時間をなるべく減らすようにした方がいいです。
通常、我々が上下の歯が接触している時間は17.5分と言われています。この時間の中で会話や食事の時間も含まれています。
1〜2mmほどのわずかな隙間がある →正常
上下の歯が接している →あまり良くない
この上下の歯を接触させる習癖をTCH(Tooth Contact Habit)と言います。
【TCHによるデメリット】
下記の記載したのは、TCHが続いていると歯や顎に持続的な負担がかかることで起こる問題です。
⚫︎歯がすり減る
⚫︎仮歯やかぶせ物が取れやすくなる
⚫︎歯周病が悪化しやすくなる
⚫︎顎関節症
⚫︎肩こり
⚫︎頭痛
【改善方法】
具体的な改善方法としては
『お口を閉じて、上下の歯を離して、頬の筋肉の力を抜く』ことを意識し日常生活の中で練習していきましょう。
皆さんも日常生活で家事や車の運転、デスクワークなど何かに集中したり、没頭したりしているときに食いしばってる経験があると思います。
また、就寝中に気付かないうちに歯ぎしりをしている方もいます。
歯ぎしりによる負担も大きいので、就寝中にはマウスピースを装着し、力のかかり方を修正して歯や顎を守ってあげることも重要です。
歯ぎしりや噛みしめの癖がある方、自分ではあまりわからない方も歯科医院で相談してみてください。
就寝中の歯ぎしりにはマウスピースが有効です。
【正しい噛み合わせとは?】
口を閉じた時に前歯の下の歯が上の歯より内側にくる。
歯列が上下どちらもUの字をしていて、綺麗なアーチを維持している。
下の前歯2本が最も小さく、上の前歯2本が最も大きくなる。
簡単にお口を閉じることができる。
上下の前歯が真ん中に揃っている。
奥歯は上と下の歯が互いに噛み合っている。
実際には、矯正学的に改善しないといけないケースもありますので。かかりつけ医に相談することが重要となります。
戸塚そらいろ歯科では、顎関節症や歯ぎしり、くいしばりの診断も行っております。